日本における公的年金制度は老齢年金制度、障害年金制度の他、遺族年金制度があります。
遺族年金制度は国民年金法によるものと厚生年金保険法によるものの2つに大別され、それぞれの法律に基づき、主として以下のような様々な遺族への給付が行われることになります。
1.遺族基礎年金
国民年金法による遺族給付の一つであり、18歳の年度末到達前の子がいる場合の給付。
2.寡婦年金
国民年金法による遺族給付の一つであり、60歳から65歳になるまでの寡婦(妻)に対する給付。
3.死亡一時金
遺族基礎年金が支給されない場合に、国民年金保険料の納付状況により支給される給付。
4.遺族厚生年金
厚生年金保険法による給付であり、一定の条件に該当する遺族に対して支給される給付。
上記の様な給付を総称して遺族給付と呼び、その状況に応じて様々な給付が行われることになっています。